※↓前回の記事
なんやかんやで、私が家事を手伝うことになって幾星霜。
たまに私も皿洗いなどをやっていた。
まあ、厳格に「夜食の皿洗いは夫の仕事」とはっきり決めたわけでもなかったが。
今思えば、そう決めておけばよかった。
たかが、皿洗い。
されど、皿洗い。
飯食ったあとはのんびりしたいわけで、皿洗いなどできればやりたくはない。
カオルに
「今晩のお皿洗ってよ」
と言われれば洗ったものの、自発的に皿洗いの行動を起こしたのは、この数ヶ月で数えるほどだ。
本日は業務が忙しく、家に着いたのは日付が変わろうとしているころだった。
つまり深夜0時。
リビングに入ると、カオルはすっかり食事を終え、くつろいでいた。
カオルの今の仕事は「派遣社員」で、毎日定時あがりなので当然だ。
テーブルにはラップで覆った私一人分の晩御飯。
レンジで温め直して飯を食う。
食べ終わってソファへ移動しようとすると、、、
「ちょっと!
お皿洗ってよ」
くっ!
バレたか!!
そりゃそうだ。
カオルはTV鑑賞しながら、完全にくつろぎモードなのだ。
今更、皿なんぞ洗いたくはなかろう。。。
仕方ない。。。
洗うか。。。
諦めて皿洗いを始める。。。
「アンタさぁ!!
私が『皿を洗え』って言わないと洗わないよね!?」
「うーん。。。
そう言われるとつらいが。。。
まあ、確かに自発的に洗ったのは数えるほどだねぇ」
「なんで洗わないわけ?」
「いやぁ、夜遅くに帰ってくるとしんどいんだよ。。。」
「ほとんど私が洗ってるんだけど!!」
嫁の帰宅時刻が18時で、私が0時なわけだから、疲労度が違うのだが、そんなことを言っては神経を逆なでするだけであろう。
「悪かったよ。もう少し頻度をあげるよ」
「アンタさぁ!!
なんでそんなに皿洗いを毛嫌いするわけ!?」
「え?
毛嫌いっていうか、そりゃあできればやりたくないじゃないか」
「じゃあこれまでたまぁ~に自分から皿洗いしてるときは、
どういう心境なの!?」
「そりゃ、いつもカオルにばかりやらせちゃ悪いから、
たまには自分もやらないと、と思うときもあるさ」
「じゃあ何!?
自分から皿洗いしているときは、
『私に悪いからやってた』だけで、
『皿洗いしたいからやってる』わけじゃ
なかったってこと!?(激怒)」
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なぬっ!?Σ( ̄Д ̄;)
いやいや、それはそうだろうよ?
うあぁぁぁ。
熱くなりすぎて、セリフが意味不明。。。
ツッコみどころが多すぎて、、、どっからツッコんでいいんだぁ。。。
「わーい。俺皿洗うの大好きなんだよねぇ。
なんだよお前!自分ばっかりやって!!
俺にもやらせろよぉ!!」
どうやら、このような思考回路の夫をご所望のようだ。
↓つづく